Tuesday, September 6, 2011

北海道ツーリング:エキノコックス感染症

日高山脈を越えるとき、かなり暑かったので手持ちの水1.5l+0.5lを飲んでしまって、どうしようかと思っていたときに沢の水がちょろりょろ流れていたのでつい飲んでしまった。冷たいのでOKかなと当時思っていたが、あとで旅の途中でその話をしたらとんでもない生水は危険だと言われたので、少々ビビってしまい、帰ってからいろいろ調べてみた。抗体が出きるまで時間がかかるらしく3年おきに検査すればいいらしい。ただ発症するとお陀仏というので細心の注意が必要である。北海道で沢の水が飲めないというのは結構大きな問題で、何も知らないでいるととんでもないということである。ただし発症率はかなり低く一桁代なのでそれほど心配しないでもいいらしい。結局どっちが正しいのかわからないので詳しいところに問い合わせてみたところ回答が来ていた。

 お問い合わせの件についてお答えいたします。
 エキノコックス症は、当該疾患に感染したキツネの糞中に含まれるエキノコックスの虫卵を経口的に摂取することにより、ヒトへの感染が起こりうることから、山菜は加熱して食べることや、沢の水を加熱せずに飲まないことなどが、予防法として勧められているところです。
 沢の水を飲まれた際に、どのくらい危険性があるのかについては、確かなことは言えませんが、近年の届出の中に記された理由としては、沢の水を飲んだことによるものはなく、多くは、生活環境とキツネの生息地域が接近したような場所において、長年の生活の中で気づかないうちに感染していたということが多いように思われます。
 感染が気になるようでしたら、検査を受けられることをお勧めいたしますが、血液検査で検出できるまでには、少なくとも1年くらいはかかるといわれておりますので、感染の可能性があると思われる時期から、1年以上経過してから検査を受けられることと、1回目の検査で陰性と判定された場合も、もう1年後程度経過したころに再度検査を受けられるようになさるとよいと思います。
 本州方面では、エキノコックス症の検査を実施可能な機関が少ないと推察いたしますので、検査可能な医療機関については地元の保健所等にお問い合せください。自費診療になるかとは思いますが、血液検体の採取(採血)と、検体の送付が可能であれば、かかりつけ医から、社団法人北海道臨床衛生検査技師会立衛生検査所や北海道立衛生検査所へ血液(又は血清)を送付することにより、検査を行うことも可能なようです
(詳細は、道庁ホームページ
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kak/0000contents/ekino/index.htmをご覧ください。)
 御不明の点がありましたら、下記担当者へお問い合わせください。
担当:札幌市保健所感染症総合対策課 
感染症総合対策係

1.沢の生水による感染の可能性は低い。
2.感染した場合、抗体が出きるまで1年はかかるので検査は1年後する。また確認のためもう1年後行う。
3.血液の採取は地元の保健所で北海道のしかるところへ送って検査する。

この3点を踏まえればよいらしい。

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